工房木魚では、作品の胸ビレ、腹ビレは掘り出しでは無く、別に作成した後
本体に装着しています。
その理由は2つ。
1つ目は、ヒレを極限まで薄くするため、掘り出した場合、強度が低く、壊れ
やすくなります。特に「STAND」タイプはヒレを脚として使用するうえ、展
示用の箱や額に収容しないため、壊れにくいように工夫する必要がありまし
た。
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←左右の腹ビレと尻ビレの
3点支持で自立しています。 |
しかし、単にヒレを接着剤等で付けただけでは接着面積が少ないため、かえ
って強度が落ちてしまいます。
また、強度が不必要な部分(例えば胸ビレ)でも、長い時間経過と共に接着剤が
劣化し、自然脱落する可能性もあります。
そこで、胸ビレの場合は、まず本体に穴を開け、その中に入れる部分を残し
てヒレを作成することにしました(要するに差し込む形式)。
同様に、腹ビレや背ビレも本体に埋め込む部部を計算して作成することにし
ました。
こうすることで、柱を土台に入れる「ホゾ組み」のような仕口になり、かな
り強度を上げることが出来ました。
2つ目は、ヒレを別に製作すると、ヒレの木目にもこだわることが出来ます。
本体の木目に合わせるように、あるいは、本体とは相反する木目を選んだり
と、自由なデザインの選択が可能となりました。
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↑ヒレの木目と魚体の木目を
直交させたもの |
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↑ヒレの木目と魚体の木目の
流れを合わせたもの |
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